日本信号、SAP S/4HANAへの移行:プロセスマイニングでビジネスを最新化するSoftware AGの「ARIS Process Mining」を採用
        

世界大手のビジネス基盤ソフトウェア・プロバイダー、Software AGの日本法人であるソフトウェア・エー・ジー株式会社(本社:東京都千代田区、日本法人社長:小原洋、以下「Software AG」)は、交通運輸インフラと ICTのソリューションを提供する日本信号株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:塚本英彦、以下「日本信号」)が、SAP S/4HANAへの移行を機にプロセスマイニングでビジネスを最新化しプロセスドリブンDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現するために、Software AGのビジネスプロセスマイニングソリューション「ARIS Process Mining」を採用したことを発表しました。この導入により、販売プロセスオペレーションタイム遅延原因を分析しました。今後の目標は、購買と製造部門にイノベーションの推進を継続していくことです。


2024年度の基幹システム刷新に合わせ業務を改善する

日本信号は 1928 年に設立され、交通運輸インフラと ICTソリューションを提供する日本のテクノロジー企業です。 同社は、鉄道信号システムをビジネスの基盤とする伝統的な企業ですが、スマート モビリティ、乗客の安全と快適性を実現するソリューションの革新的なリーダーとして、近年は DX (デジタルトランスフォーメーション)関連 の新事業を立ち上げ、鉄道や車の自動運転への取り組みや高所作業用の人型ロボットの製品化等を目指しています。

同社は「2025年の崖」に向けてERPシステム (SAP ECC 6.0) の刷新が必要であると認識し、SAP S/4 HANA 移行に並行して業務改善を行いたいと考えていました。ソリューションツール選択で日本信号が最も重要視したのが、実データに基づくプロセスの可視化・分析、リアルタイムにモニタリングにより、主観を排したプロセスの改善ポイントを特定できること、という点です。

さらに以下を選定のポイントとして、日本信号はプロセスマイニング市場をリードするソリューション「ARIS Process Mining」を選択しました。

  • SAP だけでなく自社独自システムを含めた複数のシステムデータを分析・管理できる
  • システムの改廃に伴う分析が、ユーザーが任意の切り口で設定、実施できる
  • 業務の課題を、具体的な内容で迅速かつ自動的に発見できる
  • ツールの操作性が優れている

日本信号グループIT戦略部 課長 長内 進氏は、「ARIS Process Mining を採用した決め手は、以下の2つ」だとコメントしています。

「1.SAPだけでなく独自システムのデータも含めたプロセスマイニングが可能という高い柔軟性があること、2.システムの改廃、新しい切り口の設定分析が自社で自由に設定できることです。新しいERPシステムSAP S/4HANA使用するために、現行の同SAP ECC 6.0 に集約される業務を可視化し、ユーザーを巻き込んで業務改善に取り組めるようになりました。」

改善プロセスの定着度合いをモニタリングするため、まずは販売プロセスの可視化から着手し、今後は、購買と製造部門への展開を予定しています。

 

「ARIS Process Mining」が企業包括的なデジタルエクセレンスに導く

2024年、日本信号が最も注力するのはDXです。 すでに「DX Ready」の認証を取得しており、2028年の創業100周年に向けて「DX Excellent」の実現を目指しています。

日本信号 グループIT戦略部 統括部長 飯塚由利氏は言います。

「データと現実社会を組み合わせた改善方法が必要です。プロセスマイニングの結果は IT 部門だけのものではありません。 それらの情報はすべて部署や従業員のためになるのです。」

同社は、事業全体で何が起こっているかをより明確に把握するために、今後もARIS Process Mining を使用し、オペレーショナル エクセレンスの推進とイノベーションの推進を継続していく方針です。
詳しい事例をご覧になりたい方は、こちらをご覧ください。

日本信号株式会社について

所在地 :東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング13階
設 立:1928年12月27日
代表者 :代表取締役社長 塚本英彦
資本金 :100億円
ウェブサイト:https://www.signal.co.jp/

 

ソフトウェア・エー・ジー株式会社について

所在地 :東京都千代田区丸の内1-8-3、丸の内トラストタワー本館21階
設 立:2000年10月1日
代表者 :日本法人社長 小原 洋
資本金 :3億1千万円
ウェブサイト: www.softwareag.com/jp

 

ソフトウェア・エー・ジーは、Software AGの日本法人として2000年10月に設立されました。Software AGは、つながる世界をシンプルに実現するソフトウェア業界のパイオニアです。1969年の創業以来、従業員、パートナー、顧客が期待するエクスペリエンスを企業が提供するのをサポートしています。Software AGのテクノロジーは、アプリケーション、デバイス、データ、クラウドを統合するデジタルバックボーンを構築し、合理的なプロセスを実現し、センサー、デバイス、マシンなどの「モノ」を接続します。これまで世界70カ国以上で10,000社を超える企業のために、迅速にスマートな意思決定を行い真につながる企業の実現をサポートしています。

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