銀行業務を支える Alfabet
            

                アーキテクチャとシステムを継続的に改善する
            

                お客様のご紹介
            

お客様であるこのグローバル金融サービス会社は、資産管理から投資銀行サービスまで幅広く提供しており、起業家を対象とした銀行として業界トップの地位を築いています。2017 年には資産総額が 5,000 億ユーロを超え、欧州最大の銀行の 1 つとなりました。

                課題
            

  • 重要な IT 資産に対する透明性を全社規模で高める
  • より厳格化する銀行業務規制に対応する
  • デジタル変革と密接に連動するビジネスモデルへの転換 

                成果
            

  • アプリケーションランドスケープの把握
  • 効率的な資産の再利用
  • 優れた意思決定分析
  • コンプライアンスの遵守
  • データ品質確保のためのフレームワーク
  • システム、プロセス、監視の統合
ロゴ

                    「Alfabet の使用により、自社の IT ポートフォリオをより深く、包括的に理解できるようになりました」。
                

– エンタープライズアーキテクチャーシステム & サービス部門責任者

                IT 資産を常時管理
            

お客様であるこの欧州の大手銀行は、金融のすべてに関し、全世界の顧客に対して 24 時間体制でアドバイザリを行うことで有名です。今や老舗金融機関となったこのお客様は、これまでの資産管理と投資銀行業務における強みを活かし、起業家を対象とした銀行になることを目指しています。欧州本部から世界中の支店に至るまで、お客様は明確かつ透明性の高いミッションを掲げています。お客様の IT チームは、IT ランドスケープの透明性、管理の効率性の向上など、同銀行のビジネス戦略を支援するための取り組みを複数年にわたり継続しています。

2008 年に、銀行のすべてのアプリケーションが 3 つのリポジトリに分離されました。具体的には、同銀行の IT ランドスケープが個人バンキング、投資銀行、基盤 IT に分離されました。

このアプリケーションの分離が、コストの増大、新しい銀行規制への対応での障害、全社のデジタル変革への準備不足につながっていました。これらの課題を解決するために、お客様は決心しました。将来に向けて、正しい投資を行ったのです。

信頼性の高い IT ポートフォリオ管理システムを導入

お客様 IT チームは、IT 計画およびポートフォリア管理ソリューション、Software AG の Alfabet を使用してこれらの課題を解決することを決めました。Software AG の デジタルビジネスプラットフォーム、Alfabet は、お客様が必要としていた次のことを提供しました。 - アプリケーションランドスケープを包括的かつ正確に把握すること - 管理、リスクコントロール、監査のため様々なレポート機能 - マネジメントが、事実に基づき確実かつ戦略的な意思決定を行うための分析と理解が可能になること

お客様は 2008 年に Alfabet を導入し、IT チームは 3 つのリポジトリを 1 つにマージする作業を最優先し、すぐに着手しました。Alfabet は IT 資産の協調化に最適であることがわかり、重要な機能を改善することができました。

2014 年、お客様は Alfabet をさらに活用する時期が来た、と判断しました。Software AG との綿密な協議を経て、Alfabet の監視機能および戦略的プランニング機能を採用しました。これらの機能は、同銀行が Alfabet をIT の資産インベトリとして利用する段階から、戦略的な IT 計画を支援するための重要ツールとして使用する段階に進むために必要な機能です。エンタープライズアーキテクチャーシステム & サービス部門責任者は次のように述べています。 「Alfabet は、優れたエンタープライズアーキテクチャ管理システムの開発では不可欠です。Alfabet は IT 資産の把握、戦略的分析の双方で、信頼性の高い一元管理された情報となります」。

また、Alfabet は、同銀行の管理、コントロール、監視のシステムにも統合されました。統合先のシステムは、基盤プロビジョニング、アプリケーションアクセスコントロール、IT ライセンス管理、IT リスク管理、IT サービス管理、IT 財務管理、IT 運用監視、ディザスターリカバリ、ビジネス能力管理、ソリューションデリバリー変更コントロール、などです。この統合により、透明性が格段に向上し、戦略的プランニング、エンタープライズアーキテクチャー管理、IT 投資管理、変更の適用および運用などにわたり、事実に基づく意思決定がエンドツーエンドで実現できました。

Alfabet は、実質的にシステムとプロセスの全体のエコシステムの中心となり、お客様の業務に不可欠のソリューションとなりました。

データからデジタル化へ

Alfabet には多くのメリットがあります。お客様は、アプリケーションをすべて 1 か所に統合することで、不要なプロジェクトを回避し、資産を再利用し、全社規模で新たな相乗効果を発揮することができました。これらすべてが同銀行のコスト削減にも役立っています。

企業分析がより簡単にできるようになったことで、銀行業界に対する新たな規制への対応が以前よりもはるかに楽になりました。また、このデータは、お客様のエンタープライズアーキテクチャーのランドスケープに対し、複雑性、能力、リスク、冗長性、機会など、経営陣が新たな理解を深めるきっかけとなりました。そして何よりも重要なことは、お客様がより情報に基づき戦略的な意思決定を行えるようになったことです。

エンタープライズアーキテクチャーシステム & サービス部門責任者は次のように述べています。 「Alfabet が提供するデータは進化し続けています。IT チームは、当銀行にとって重要な識見となりました」。Alfabet は今後の銀行の主要優先課題であるデジタル化推進の成功の鍵になる、と考えています。部門責任者は、Software AG の製品技術をさらに使用し、データ可視性を強化し、同銀行のデジタル技術能力をより適切に磨き、AI、RPA、機械学習などの新しい技術を活用するための戦略と、クラウドベースの DevOps 対応基盤への移行を支援していく考えです。Alfabet は、このお客様の戦略を実現するために必要なツール、API、プロセスを提供しています。

Software AG とお客様とのパートナーシップは 10 年に及んでいますが、Software AG は引き続き、SAG グローバルコンサルティングサービス と Alfabet グローバルコンピテンシーセンターを通じて、厚いサポートを続けます。

                    Software AG が皆様をご支援します
                

皆様の企業でもぜひ Alfabet をご利用ください
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