お客様の紹介
WWE社: 困難に立ち向かい成長する
昨今の地球規模の気候変動とDXが、エネルギー・公益事業分野の企業に大きな課題を突きつけています。グリーンエネルギーを求める世界的な圧力に加え、 リスク管理 とデータ保護に対する要求も高まっています。その中でWWEグループは、これらの課題に全力で取り組んでいます。
その独自のコミュニティ株式保有構造と、独自の電力網への参加コミュニティによる投資意欲により、同グループは近年順調な成長を続けています。その過程で、最終顧客に優れたサービスを提供する効率的なサービスプロバイダーへと成長し、投資家には魅力的な利回りを提供しています。
当然のことながら、この成長はあらゆる領域で記録され、継続的な改善に利用できるようにしなければなりません。 特にプロセスは、可視化して文書化する必要があります。 幸いなことに、WWE社 は15年間にわたってARISをご愛用のお客様でした。2016年、同社はクラウド上の ARISを中央管理ツールにすることを決定し、ドイツ初のソリューションユーザーとなりました。
WWE社はさまざまなサービスプロバイダーやシステムオペレーターと協力し、完全なエコシステムを構築しました。そのためには、多くのプロセスと手順を定義し、文書化する必要がありました。その株式保有構造上、新しいパートナーが定期的に追加されるので、プロセスを継続的に適応させなければなりません。最適な効率を達成するためには、このプロセスを一元化して、透明性と完全な概要を確保する必要があることは明らかでした。そのソリューションとなったのが、すべてのステークホルダーがプロジェクトと責任の現状をリアルタイムで把握できる、柔軟で使いやすいソフトウェアソリューション、ARISでした。
「この環境で最適な効率を達成するには、変化に対応できなければなりません。 そのためには、従業員がさまざまなビジネスプロセスとその相互依存関係を理解し、それらを制御できることが不可欠です」と、WWE社のビジネスプロセス&リスクマネジメント担当ディレクターのAlex Kraus氏は述べています。
ARISにはそれを実現する潜在能力があります。WWE社はARISにより、すべての重要なプロセスを、その重要な機能とインターフェースとともにデジタルマッピングすることができました。現在、これには1,800のプロセス、1,500の技術文書、500の統合ITシステム、約900人の従業員に対する960の役割が含まれます。このARISベースのプロセス指向ビジネスマップは、部分の総和に勝ります。これにより、透明性が向上し、高利回りのエネルギー株への投資が可能になり、株主に約束された配当を恒久的に確保することが可能になりました。
長期的に顧客の信頼を得るには、セキュリティと新しい顧客サービスを両立させる必要があります。WWE社は両方の目的を達成するためにも ARISを利用しています。ARISは、現在および将来の全認証のフレームワークを形成し、コンプライアンス全般、特に GDPR および IT セキュリティ法とその指令に基づくデータ保護に関する法的確実性をWWE社の顧客に提供します。 同時に、デジタルグリッド接続などの新しいサービスを顧客に提供できます。 たとえば、同社の「We 4.0」プロジェクトは、全顧客とのやり取りをデジタル化し、自動化することを目的としています。 このプロジェクトの前提条件は、同社のドキュメントの完全なデジタル化であり、ARISによりすでに達成されています。 ペーパーレスオフィス、それはすでに WWE社の日常の一部となっています。
ARISは、コラボレーション機能を含む多くの機能を持つ、プロセス最適化環境をユーザーに提供します。すべての変更、ひいては潜在的なすべてのミスが監査証跡に記録され、プロセスの品質が大幅に向上します。直感的なユーザーインターフェースにより、誰でもわかりやすく容易に使用できます。可視化を利用して、共にプロセスを改善するようユーザーに促すことができます。これが、デジタル空間でのコワーキングの仕組みです。
さらにARISは、 プロセスマイニングを通じて透明性を最大限に高めるために、無数の拡張を統合する余裕を備えています。WWE社はすでに先を見据え、2020年にITプランニングとリスク管理の完全統合を計画しています。さらに、同社は プロセスマイニングを通じて、顧客との約束とサービスの約束をさらに改善したいと考えています。クラウド上のARISなら、さえぎるものは何もありません。