Software AG、基幹業務システムで生成AIを活用するための「webMethods.io ChatGPT APIコネクタ」を提供開始
世界最大手の独立系ビジネス基盤ソフトウェア・プロバイダー、Software AG(フランクフルトMDAX:SOW)の日本法人であるソフトウェア・エー・ジー株式会社(本社:東京都千代田区、日本法人社長:小原洋、以下「Software AG」)は、このたび、同社の連携プラットフォーム webMethods.io で新しい ChatGPT API コネクタの提供を開始しました。これにより、企業はOpenAIの新しい生成AIツールをビジネスプロセスに統合し、顧客サービスなどの多くの機能を強化することができます。
複数段階を持つプロセスや顧客サービスに関連するプロセス、例えば小売業界における商品の受注から入金管理に至るまでの一連の作業の実施と配送サイクルの段階などにおいて、あらゆる企業の最新情報を提供するためにChat GPTを活用することが可能になります。小売業から銀行、物流まで、あらゆる業界の企業が、遅延やトラブルの説明など、完全にパーソナル化された最新情報を提供するためにかかる時間を急速に短縮することができます。例えば、製造業では、デジタル体験がパートナーや顧客にとって優先事項となっており、製品やサービスへの迅速かつ効率的なアクセスが求められています。
データやシステムが接続されていても、パーソナル化自体は、顧客の名前と、多くの場合注文の詳細に限定されています。ChatGPTは、プロセスの状況をより深く理解し、人間と機械のハイブリッドアプローチで、パーソナライズされた更新情報を自動的に生成することで、標準的な応答よりも共感できる内容の応答を作成できるようになります。
Software AGの最高製品責任者(CPO)であるStefan Sigg博士は、次のように述べています。
「ChatGPTは現在、非常にホットな話題となっており、企業もそれを最大限に活用する方法を模索しています。無限の可能性があるように見えますが、当社は非常に実用的なオプションの提供をすぐに実現できたことを喜ばしく思います。一般的なコミュニケーションから、純粋にパーソナライズされたメッセージに移行できる企業は、顧客に対してより高いレベルのサービスを提供できることに気づくでしょう。同時に、ここ1、2年で技術的負債のレベルが急速に高まっているのを目の当たりにしていますが、その管理にもChatGPTが役に立ちます。」
生成AIは、DX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みを支援し、その結果、手つかずになっている技術的負債に取り組むことができます。最近Software AGが行った調査によると、企業は平均してIT予算の21%を技術的負債の管理に費やしていることがわかりました。技術的負債の解消に必要な技術リソースは、DXイニシアチブの構築にも同じように必要です。レガシーシステムのコードの書き換えやプロセスの自動化といった作業のように、ChatGPTが貢献できる場所を特定することで、企業は、貴重な開発者の時間を、より生産的で価値の高い他のプロジェクトに振り分けることができます。つまり生成AIは、こうしたミッションクリティカルな取り組みを支援することができます。
人とテクノロジーのハイブリッドアプローチで作業が最適化されるだけでなく、ChatGPTの活用により、必要な時間とリソースを大幅に削減させることが出来るようになります。
またSigg博士は、次のように付け加えています。
「企業は、特に継続的にイノベーションが続く現代において、常に差別化を図る方法を模索しています。もちろん、ChatGPTの可能性は、こうした初期の事例をはるかに超えて広がっています。最も重要なのは、企業が簡単に始められる方法があるということです。当社はこの新しい webMethods.io 用APIコネクタを提供することで、企業が多くの時間とリソースをかけて統合を開発せずともせず、生成AIを使い始められるようにしました。」
webMethods.io ChatGPT API Connectorは、現在無料でお試しいただけます。webMethods.io ChatGPT API Connectorは、OpenAIのGPT-3/Codex/Content Filter APIを使用しています。詳しくはこちら(英語サイト)をご参照ください。
【Software AGウェビナー開催のお知らせ】
「AIの力を解き放つ:webMethodsとChatGPTを使用してカスタマーエクスペリエンスに革命を起こす」
この発表に伴い、当社では6月15日(木)11時~、エキスパートによるwebMethodsとChatGPT連携のデモウェビナーを開催します。
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Software AG について
ソフトウェア・エー・ジーは、Software AGの日本法人として2000年10月に設立され、20年以上にわたり日本の大手企業へ多数の導入実績を持っています。Software AGは、つながる世界をシンプルに実現するソフトウェア業界のパイオニアです。1969年の創業以来、従業員、パートナー、顧客が期待するエクスペリエンスを企業が提供するのをサポートしています。Software AGのテクノロジーは、アプリケーション、デバイス、データ、クラウドを統合するデジタルバックボーンを構築し、合理的なプロセスを実現し、センサー、デバイス、マシンなどの「モノ」を接続します。これまで10,000社を超える企業のために、迅速にスマートな意思決定を行い真につながる企業の実現をサポートしています。現在、世界70カ国以上で約5,000人の従業員を有し、年間9.5億ユーロ超の収益を上げています。詳しくは https://www.softwareag.com/jpをご覧ください。